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NO,003 |
■ たまご博物館
1月
著者:高木 伸一
出版:株式会社 芳賀書店
著者は、大手通信会社の関連でデータベースやネットワークを構築する会社に
勤めるごくごく普通のサラリーマン。そんな素人の方がごくごく普通では無い
専門家以上に詳しくたまごを語った本である。
好きこそ何とかと言いますが、その博学ぶりは大したものである。
特にロングエッグの話など、日頃不思議に思っていましたが、こんな事を人に
聞いても恥ずかしいし、大体こんな事は人に聞いてもわからんだろうなぁ〜と
思っていました。まるで霧が晴れたような心持ちである。
ロングエッグって何?
普通の人は知らないよね。ファストフードやフリーズドライの食品で茹玉子の
輪切りがあるでしょう。あれっていつでもどこでも同じ大きさですよね。
でも茹玉子はそのまま輪切りにすると直径がまちまちだし、端のほうは黄身が
入ってないでしょう。どうしてみんな同じ大きさでちゃんと黄身も入っている
のか?長年不思議でした。
どうするとそうなるか?凄い機械があるんである。
二重の筒に予め白身と黄身を分けて卵の時と同じ比率で注入し、まず白身を高
温で固め、その後真ん中の筒を抜いてから黄身を流し込みまた高温で固めるの
だそうである。
知ってた?
そんなたまごの裏話が満載の本である。
ちなみに著者はたまご好きが嵩じ、たまご情報のホームページを開設。それを
見た鶏卵業界・養鶏業界の人達から注目されて今回出版と相成ってそうである。
出版元は芳賀書店というのもなかなか渋い。
著者のホームページサイト「たまご博物館」:
http://homepage3.nifty.com/takakis2/
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