NO,020

■ 昔ながらの漬物

9月

著者:酒井 玲子
出版:株式会社 主婦の友社

UKIの将来の夢は漬物屋になりたいなぁ〜なんて、小学生が思い描くような夢を
実は密かに思っている。尤もその他にやりたい事は沢山有り、また小学生のように、
気力や体力やこれからの長い人生の時間がある訳ではない中年のおじさんなので、
漬物屋に辿り着くかどうかははなはだ疑問ではある。しかし、この歳になると漬物
っていいよなぁ〜ってしみじみと思ってしまうんである。

という事で、読んでみました漬物の本。
いやぁ〜、大変種類があります。その数365!!毎日違う種類の漬物を食べられ
る計算になります。これは飽きないね。
漬物を漬ける容器に始まり、下漬けの方法と種類、塩・糠・麹・酒粕・味噌などの
漬け方の方法、素材ごとの美味しい漬物の種類、この本を手元に置いておくと大変
重宝します。

若い頃と違って、食べる量も少なくなり、とは言っても料理の種類が少なくなると
目が寂しいし、毎日食べる食材数は減らさないほうがいいとなると作り置きが出来
目にも楽しく、さっぱりとしてもたれないのは漬物でしょう。
季節の野菜の漬物を肴に、日本酒を飲むなんて堪らない。最近では、漬物の乳酸菌
が見直されてきており、正しい和食の基本アイテムとして欠かせない物だと感じて
しまう。

その漬物が、最近ではまがい物が多く調味漬汁に漬けるだけといった本来の醗酵を
行わない漬物が出回っている。これでは体に良い乳酸菌や他の酵素が含まれない何
の為の漬物なのかって思ってしまう。
だから、本物の漬物を作る漬物屋になろうかなぁという夢があるんであるが・・・

















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空の写真 今月の本(2006)
面白かった本などを紹介します。
2006年に読んだ本の中からの紹介です。