日本の食材おいしい旅

NO,008

■ 日本の食材おいしい旅

3月

著者:向笠 智恵子
出版:株式会社 集英社

ご存知、「日本の朝ごはん」の著者が訪ねた食材の旅である。
この方、イタリアで始まった「スローフード運動」の主旨と同じ事をはるか以前から一人で
書物に著しており、日本の財産をきちんと伝えている数少ない方のおひとりである。

紹介されている「日本の食材」は、
・南富良野のラーメン
・帯広の秋鮭鍋
・八甲田の牛
・秋田のしょっつる鍋
・盛岡じゃじゃめん
・北上のひまわり味噌
・一関の山菜
・出羽のそば
・庄内鯛の味噌焼き
・阿武隈のあんぽ柿
・いわきの古代米パエリア
・五浦の鮟鱇
・茨城の舟納豆
・那珂町の干し芋
・益子のハーブカレー
・片品村の燻製
・上州焼饅頭
・江戸の七草
・浅草ふろ吹き大根
・人形町の江戸前寿司
・追浜の銘酒と食材のお店
・鎌倉諸国美味宅配便
・鎌倉のイタリアンランチ
・伊東の江戸前寿司
・修善寺こだわりめし
・修善寺能舞台の宿のワイン
・清水のまぐろ寿司
・善光寺そば
・小布施の杏とりんご
・安曇野わさびスパゲッティ
・下諏訪山と湖の幸
・伊那谷村歌舞伎の弁当
・木曾のふるさと料理
・飛騨山幸川幸尽くし
・中津川の栗きんとん
・尾張の豆菓子
・名古屋煮込みうどん
・越後村上塩引き鮭と酒ひたし
・栃尾の豆腐と油揚げ
・新潟のキングサーモンのしゃぶしゃぶ
・上越高田の粟飴、笹飴
・富山の鱒すし
・富山の白えび福だんご
・珠洲のいも菓子
・加賀正月かぶらずし
・山代の温泉玉子
・福井のカツ丼
・彦根の鮎の甘露煮
・長浜の鴨
・伊勢うどん
・紀州鯖のなれずし
・羽衣人情酒場
・船場の鯛味噌
・西船場の箱ずし
・お初天神のシュウマイ
・曽根崎新地の名店
・枚方モダン焼き
・京都の親子丼
・祇園元祖洋風懐石
・祇園の飴
・京の涼菓 夏柑糖
・京の金平糖
・大原志ば漬け
・京の朝堀り筍
・丹波秋鱧鍋
・神戸の沢庵漬け
・明石の穴子
・播州クマザサうどん
・金毘羅醤油うどん
・丸亀釜たまうどんカルボナーラ
・広島風お好み焼き
・下関のふく
・秋芳の冬梨
・壱岐海の幸尽くし
・博多のおでん
・小倉のフルーツケーキ
・西中洲で平戸五島牛のたたき
・佐賀の新たまねぎ
・長崎の東坡煮
・島原カステラ
・大村ずし
・南関そうめん
・山鹿の馬刺し
・熊本のゼリー菓子
・妙見温泉の「忘れの里」
・都城の酢
・那覇琉球料理
・読谷村の泡盛

本書は過去10年間に渡る取材の中で、印象に残る料理と食材を提供された方々を取上げて
いる。再度一冊の本にまとめるにあたって再取材し、その中には残念ながら引退された方も
いて全てが現在も残っている訳ではない。さらに、今後引退されるかも知れない方もいらっ
しゃる中で出版時に連絡の取れるお店のリストが巻末に載っている。

日本旅行をする際には旅行鞄に入れておくと、きっと良い事がある本かも知れない。
















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空の写真 今月の本(2006)
面白かった本などを紹介します。
2006年に読んだ本の中からの紹介です。