NO,011

■ クスクスの謎

   9月

著者 にむら じゅんこ
出版 株式会社 平凡社

フランスの主食はクスクスだと始まる本書、何?って勢いで読んでしまった。
あの、保守的なフランス人が最近クスクスにはまっているらしい。
これは、面白い話である。
ところでクスクスは、麺またはパスタに分類されるらしい。知ってた〜?

パスタの原料のデュラルセモリナ小麦の種に挽いた粉を絡めて大きくしたもの、
小麦の種に水を振り湿ったところに粉を付けていく。まさに麺作りと同じ方法、
それゆえに麺またはパスタと呼ばれるらしい。
けっして一粒一粒チネっている訳ではありません。

ところで、クスクス発祥は地はというとわからないらしい。
古代は、イタリアやギリシャやアラブで盛んに食べられたようである。また、
地中海側のアフリカ大陸でも食べられていた。

このクスクス、まだ日本ではあまり有名では無い。
後半、クスクス料理が数多く載っている。肉から野菜、甘いのから辛いのまで
バリエーションは豊富である。
なんでもっと普及しないんだろう?



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