大江戸橋ものがたり 

NO,002

■ 大江戸橋ものがたり

  4月

著者 石本 馨
出版 株式会社 学習研究社

かつて江戸の町は縦横無尽に河が町中を縫い、水の都であった。   
今は、その面影は無いが、かつての水の都の賑わいを振返っては
みようと、江戸時代から現在まで残る橋や、かつての河にあった
橋の今を訪ねたのが本書である。

訪ねた橋は、
隅田川にかかる橋
千住大橋、両国橋、新大橋、永代橋、

江戸城のお堀に掛かる橋
大手門橋、平川門橋、北桔橋、二重橋、桜田門橋、新橋、数寄屋
橋、

日本橋川に掛かる橋
銭瓶橋、日本橋、一石橋、思案橋、海賊橋、親父橋、火除橋、神    
田橋、

神田川に掛かる橋
柳橋、昌平橋、水道橋、船河原橋、面影橋、田島橋、淀橋、獄門
橋、猫股橋、京橋、銀座、麻布、目黒辺りの京橋、中橋、木挽橋、
中の橋、笄橋、太鼓橋、

上野、浅草辺りの三橋
甚内橋、合羽橋、泪橋、

本所辺りの橋
一之橋、駒止橋、北辻橋、丸太橋、蓬莱橋、

ところで本書のもうひとつの読みどころが、著者が参考にされた
江戸に関する本の数々。

芥川龍之介全集
資料・浅草弾左衛門
イエズス会の世界戦略
ウサギたちが渡った断魂橋
海のサムライたち
江戸から東京へ
江戸時代人名控1000
江戸城・大奥の秘密
江戸城外堀物語
川柳雑俳・江戸庶民の世界
江戸川柳散策
江戸と城下町・天正から明暦まで
江戸の色ごと仕置き帳
江戸の歌舞伎スキャンダル
江戸の白浪
江戸の盗賊
〈論考〉江戸の橋・制度と技術の歴史的変遷
江戸の花街
江戸の町は骨だらけ
江戸はこうして造られた
江戸名所図会を読む
江戸やくざ列伝
江戸役人役職大事典
江戸牢獄・拷問実記
大江戸えねるぎー事情
大江戸怪盗伝
大江戸曲者列伝
大江戸死体考・人斬り朝右衛門の時代
大江戸テクノロジー事情
大江戸の正体
大江戸物知り図鑑
大奥追放
大わらんじの男
おとこの秘図
鬼平がよみがえる
「鬼平」の江戸
鬼平犯科帳
神田川遡上
吉良上野介を弁護する
黒く塗れ・髪結い伊三次捕物余話
古代朝鮮と日本文化
御殿女中
桜田門外ノ変
史実を歩く
市塵
芝居風俗
「蝦夷」と「護憲」幕末が教えてくれた日本人の大欠陥
隅田川の伝説と歴史
地名で読む江戸の町
長英逃亡
朝鮮通信使
つゆのひぬま
天皇のロザリオ
東京の地名がわかる事典
東京の橋・生きている江戸の歴史
東京の地理がわかる事典
東京妖怪地図
徳川将軍十五代のカルテ
徳川将軍列伝
渡来人は何をもたらしたか
捕物の話
にっぽん心中考
名作 日本の妖怪
日本武術神妙記
塗仏の宴 宴の支度
幕末異人殺傷録
幕末歴史散歩・東京篇
橋から見た隅田川の歴史
橋ものがたり
〈火付盗賊改〉長谷川平蔵99の謎
鬼平・長谷川平蔵の生涯
半七捕物帳
氷川清話・付勝海舟伝
一目で分かる江戸時代
日和下駄
風俗江戸東京物語
江戸巷談・藤岡屋ばなし
ふるさとへ廻る六部は
本所深川ふしぎ草子
三浦老人むかし話
見知らぬ海へ
〈江戸東京〉水を求めて四00年
耳嚢
夢酔独言・現代語訳「勝小吉伝」
室の梅・おろく医者覚え帖
目明しと囚人・浪人と侠客の話
柳橋物語
闇の処刑人・刺客請負人
「妖怪」の謎と暗号
吉原御免状
世に棲む日日
よみがえる江戸城
歴史の意外な結末

これは、江戸を知る上で読むべき本の立派なライブラリーである。









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面白かった本などを紹介します。
2017年に読んだ本の中からの紹介です。