イタリアの市場を食べ歩く    

NO,002

■ イタリアの市場を食べ歩く

  7月

著者:池田 愛美
写真:池田 匡克
出版:東京書籍 株式会社

これも、イタリアに旅行に行こうと思い、イタリアでの楽しみを
知ろうと読んでみたのがこの本。
イタリア各地の市場の美味しいものを、食べ歩いた記録の本。
まあ、ずばりタイトル通りの本である。

紹介されているのは、フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィア、と
いった三大都市と、ジェノバ、トリエスタ、リヴォルノ、の港町、
ボローニャ、モデナ、ボルツァーノ、といった北部の小さな都市、
そして、パレルモ、トラーパニ、マルサラ、カリアり、といった
南部の島である。

UKIがその中で、興味を持ったのが、
フィレンツェは、サン・ロレンツォ中央市場の近くにあるお店、
「トラットリア・ゴッツィ」の肉料理。
ローマは、トリオンファーレ市場の近くで骨つきラムの炭火焼き
料理を出す「アゲスタレッロ」。
ヴェネツィアは、カ・ドーロ市場の傍に在るお店の、ヴォンゴレ
のスパゲッティ。お店の名前は。「アッラ・ヴェドーヴァ」。
ジェノヴァは、フェラーリ広場近くの「ダ・マリア」。此処での
料理は、間違いなくバジルのパスタ。
トリエスタは、市営市場近くの「ダ・ペピ」の茹で肉料理。
リヴォルノは、ヴェットヴァッリエ市場の魚介類を使ったお店、
「アンチェカ・ヴェネツィア」のブイヤベースに似た料理である
カッチュッコ。
ボローニャは、マッジョーレ広場近くの「カミネット・ドーロ」
の手打ちパスタ。
モデナは、バルサミコ酢で有名な街。中央市場入り口前の在る、
「アルディーナ」のバルサミコ酢をソースに使った、仔牛肉の
ロースト。
ボルツァーノは、エルベ広場に面する「ホップフェン&Co」の
茹でソーセージと白アスパラ。
パレルモは、バッラロ市場の中の「ダル・マエストロ・ブロード」
で食べるサフラン入りの茹で肉料理のボッリート。
トラーパニは、ペスケリア市場近くの「アンティキ・サポーリ」
の魚の白子のフリッター。
マルサラは、中央市場近くのお店「ガルバルディ」のパスタ料理、
イワシのブカティーニ。
カリアりは、イタリア最大の屋内市場、サン・ベデッ市場で買う
子豚の丸焼きを薄く切ったボルケット。

ああ〜、美味しい大国である。




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