1月の変なパエリア

NO,004

■ 1月の変なパエリア

休日の遅い午前中、溜まったメールに返信をしつつちょっとひと段落した時、お腹空いたな
と冷蔵庫を開けて色々と物色する。我が家の猫も奥さんもベットの中、とても平穏で静謐な
時間帯である。

よし、のこりものでパエリアを作ろう。

ちゃんとした作り方は、魚のアラを炒めて炊いて濃厚な出汁を作るのだがここのところ釣り
にも行っていないし、また行っても釣れない。我が家の冷凍庫にはアラのストックも無い。
という訳で適当に物色する。
今日の材料は普通の家にはないようなものも多いが、こくの出るものや出汁が出るものならば
なんでも良い。また、サフランは我が家で収穫したもの。金より高いサフランである。
ちなみに金は庭では生えないがサフランは生えるのである。これも練金術である。
今日の料理は題して「1月の変なパエリア」である。

☆素材:
○ 鷹の爪
○ 大蒜
○ 玉葱
○ キャベツ
○ 若芽
○ 鮭の白子(普通の家にはあんまり無いけどこくが出る。)
○ 金華ハムの脂(これも絶対に普通の家には無い。この間中華街で頂いたもの。ベーコンでも可)
○ 白米
○ 粟(これもあんまり置いてないが雑穀のパエリアが好きである。)
○ ヒエ(同様である。蕎麦米でも良い。これも普通無いか。)
○ トマト缶
○ 鶏肉
○ ボイルした海老
○ 卵
○ オリーブオイル・サフラン・塩・胡椒・ローズマリー

作り方:
@ 鷹の爪を鍋で煎り、オリーブオイルで鷹の爪・大蒜を炒める。さらにサフランを入れる。
A 金華ハムの脂を入れ千切りにしたキャベツと微塵切りにした半分の玉葱・鮭の白子を一緒に炒める。
B 若芽・白米・粟・ヒエを入れてよく掻き混ぜてすこし炒める。
C この間にオーブントレイに残りの玉葱の乱切りを敷き、小口切りした鶏肉を乗せてオーブンで、
  焼き目を付ける。
D トマト缶を鍋に入れて同量の水で炊く。米とトマトの割合は米4合に対して缶詰1の割合である。
E 煮えてきた鍋に焼き目がついた鶏肉と玉葱を入れ胡椒・ローズマリー・塩で味を整える。
F さらにここにボイルした海老と卵を入れてさらに炊いて出来上がり。











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