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NO,012 |
■ 伊勢海老の刺身
伊勢海老の刺身は、自分で造るものでは無いかもしれないが、何かの勢い
で買ったとする(あまりそんな方はいないとは思いますが)または、頂きものとして
いきなり我が家にやって来たとする。そんな時、捌き方を知っていると便利です。
☆ 素材:
伊勢海老
醤油・山葵
作り方:
@ 下拵えをする。まず、左手のみに軍手をする。包丁を持つ手には軍手はしない。
包丁を持つ手に軍手をすると水産会社の加工場にいる雰囲気が味わえます。
ちなみに左利きの人は、逆の手に軍手を嵌めて下さい。
A 伊勢海老の頭を押さえて、頭と胴との間に包丁を差し込みぐるりと廻す。
同様にひっくり返して腹側も包丁を差し込む。こちらの方は頭と胴がしっかりと、
繋がっているので差し込むというより、切る感じである。
B 包丁を置いて、頭を左手に胴を右手に持って引っ張る。
するりと身が胴側に着いてくる。
C 胴の腹側、コの字に包丁を入れて腹の甲羅を剥がす。割合簡単に身と甲羅が
離れ、薄く青みがかった乳白色の身が現れる。結構感動ものである。
D 背側の甲羅と身の間に頭側から包丁を差込み、廻すように身を剥がして行く。
ここは慎重にやりましょう。あわてると背側の甲羅にかなりの身が残ります。
E あとは身を適当に切り分けて皿に盛って食する。
わかりづらい方は下の図を参考にして下さい。
ちなみに食べた後の残りの殻の利用法、実はこれが身と同じくらい楽しめる。
天火で軽く残りの殻を焼いて鍋に水を張り、水から殻を煮出して出汁を取る。
この出汁でカレーを作ると大変ゴージャスな気分が味わえる。
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