平宗田鰹の叩き

NO,018

■ 平宗田鰹の叩き

釣りをしないと食べる事が出来ない平宗田鰹。
これを軽く炙って叩きにすると下手な鰹よりも美味い。釣りをする人、そのお裾分けを
頂ける方しかこの料理は堪能出来ない。
なぜならば、魚屋では売っていない魚だからである。

☆素材:
紫蘇・玉葱・茗荷
生姜・大蒜
酢・味醂・醤油
平宗田鰹
氷水

作り方:
@ 薬味の紫蘇・玉葱・茗荷を微塵切りにする
A 生姜・大蒜を摩り下ろし、酢・味醂・醤油と混ぜてタレを作る
B 平宗田鰹を雄節と雌節に切り分け串を刺して直火で炙る
C 氷水に炙った平宗田鰹を入れ締める
D 締めた平宗田鰹の水気を取り刺身の要領で切り分け皿に盛る
E 皿に盛った平宗田鰹の上からタレを万遍無く降りかける
F さらにその上から微塵切りした薬味を散らして完成

タレが決手。
脂が乗った平宗田鰹だったら酢の量は多め、あまり脂が乗っていない時は酢の量を控えた
ほうが美味しい。また薬味は長葱よりも玉葱のほうが合う。

平宗田鰹は俗に「ヒラ」と呼ぶ魚。
姿は鰹の子供のような顔をしている。体高があり血合いが少ない。針に掛かると思い切り
引くし、走るし、食べても美味しいしで、この釣りは大変楽しい釣りである。
ちなみに宗田鰹には「ヒラ」と「マル」がある。
「マル」は血合いが多く食べ過ぎるとお腹をこわすので、ご注意。中には「マル」のほう
が癖があって個性的なのでこっちが好きなんて人もいます。

















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