梨おろし肉の冷製二種

NO,003

■ 梨おろし肉の冷製二種

梨ってそのまま食べるだけであまり料理には使いません。
頂き物でも持て余る事が多いです。洋ナシだったら、コンポートにしても美味しいけれど
日本の梨には向きません。では、梨を使って料理が出来ないかと考えたのがこれ。

韓国料理では、肉を柔らかくする為に梨をすりおろして使うらしい。
この手を使わない訳にはいかない。早速試してみました。
以前、紹介した肉料理の下拵えに梨を使って一味違った料理としました。

☆素材:

牛肉・鶏腿肉
大蒜・ワイン・オリーブオイル・バジル・蜂蜜
塩・胡椒
分葱
五香粉

作り方:
@ 梨をすりおろす
A すりおろした梨を牛肉・鶏腿肉に塗りつける
B 鍋に大蒜・ワイン・オリーブオイル・バジル・蜂蜜を入れる
C その中に梨を塗りつけた牛肉・鶏腿肉を入れて絡めて馴染ませる
D 3〜5時間漬けたら肉を取り出して塩・胡椒を振る
E 牛肉は直火で炙って叩きにし薄く切って分葱を巻く
F 鶏肉は鍋に戻して蒸煮にし五香粉を振り掛ける

牛肉の料理の仕方は「牛肉の叩き」をご参考にして下さい。
鶏肉の料理の仕方は「鶏の酒煎り」をご参考にして下さい。

ところで、この料理を考えたのはもうひとつ理由がある。
お土産で買った柑橘系のワインがどうも甘ったるくて持て余していたのである。
ワインというより、リキュールに近いお酒である。
どうやって消費しようかと考えて、サバランにしたりとやってみたのですが、まだ残って
いる。ではという訳で、甘くて香りの高いお酒を料理に使ってしまおうと思ったのも動機
のひとつである。いわば「使わなくて腐らせるよりは料理にしてしまおう」料理である。

不思議なくらい肉が柔らかくなります。
特に鶏肉は、甘く柔らかくなります。また鶏特有の匂いも無くなります。
梨と蜂蜜の甘さがほんのりとします。これはレモンを絞ってたべるのも良いね。

















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