パスタ カルドンロマーニ

NO,013

■ パスタ カルドンロマーニ

我が家で育てたイタリア野菜、カルドンロマーニをどうやって食べようか
と悩んだ末に、行き着いたのがこのパスタ料理。

大人の味です。

☆ 素材:
バター
カルドンロマーニまたは蕗
牛乳
チーズ

パスタ
ツナ
オリーブオイル
玉子
胡椒

作り方:
@ カルドンロマーニまたは蕗を下ごしらえする。
A カルドンロマーニまたは蕗を茹で10センチくらいに切る
B フライパンを熱しバターを溶かしカルドンロマーニまたは蕗を炒める
C バターに馴染んだら牛乳とチーズを入れて弱火で煮る
D 鍋でお湯を沸かして塩を入れてパスタを茹でる
E フライパンにツナを入れて煮る
F 茹で上がったパスタをフライパンに移してオリーブオイルを入れる
G 全体が馴染んだら火を止め溶き卵を入れて胡椒を振り出来上がり

カルドンロマーニが無ければ蕗を代用しても出来ます。
カルドンロマーニの下ごしらえは、皮を剥き筋を取って圧力鍋で20分程
煮る。圧力鍋が無い場合は弱火で2時間程煮る。
蕗の場合は、皮を剥き筋を取るところまでは同じだが、煮る時間はそれ程
必要ありません。
なお両方ともそのまま置いておくと黒くなってしまうので、お酢を入れた
水かレモンを入れた水で晒しておく。
パスタは硬めに茹でて、フライパンで煮てちょうど良い噛み心地にした方
が、カルドンロマーニのスープを吸っておいしくなります。
カルドンロマーニよりも蕗の方が、日本人にとっては美味しく感じるかも
かもしれません。

聞きなれないカルドンロマーニというイタリア野菜の種をある日見つけた。
珍しいので、育ててみようとプランターに種を撒いたらすくすくと成長をしていく
ので、しめしめを思って育てては見たものの、どうやって食べるのだろうと食べ
方をインターネットで調べてみたら、イタリアではバーニャカウダには必須の
野菜だと載っていた。
試しに、成長途中の生の茎を食べてみたら、何とその苦い事・・・・

よくよく調べてみると、西洋アザミの原種に近い種類の野菜で苦味も強烈
らしい。バーニャカウダにするには、特別な栽培方法を行い、イタリアの特定の
場所でしか出来ない生で食べるものらしい。
イタリアでもその他の場所で栽培したものは、やはり相当苦いらしい。
下ごしらえも茎の皮を剥き、筋を取り、圧力釜で煮て柔らかくするらしい。
う〜ん、困った。どうしよう?ちなみに我が家には圧力釜はない。

捨てるのも勿体ないし、悩んでいたら、あるサイトでイタリアではパスタ
に入れる事もあると書いてあった。
ならばと考えた作ってみたのがこの料理。

ちなみに、イタリア人にとってカルドンロマーニは故郷を思い出す素朴な
味の野菜だそうです。
日本でいうと、食味と見た目がまさに蕗。カルドンロマーニの代わりに、
蕗で作っても同じような味が楽しめます。

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