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NO,002

■ さよならたまかんイベント

2006年5月3日

のぼりとゆうえん隊」が主催するまちなかアートギャラリーに行ってきた。
「のぼりとゆうえん隊」隊長余川さんとは、飲み仲間となったし、ヨットにも乗せて頂いた
事なので、様子を伺いに行く事とする。
今回も我が「援農草刈隊」は私一人である。まぁ草刈る訳じゃないからね。

登戸駅を降りてしばし商店街を歩く。この方向かなと人が行きかう方を目指して進む
こと数分、何やら異様な風景の商店が並んでいる。商店の壁やガラスに大きなメッセージ
が、張り付いているんである。「熱血、商売繁盛中」とか「登戸生活中」とか「身だしなみ中」
とか「気分転換中」とか大変怪しい。商店街の街頭スピーカーからは昭和30年代の歌謡
曲が流れてくるわで、怖いような懐かしいような変な感じである。
引き返そうかなぁと思って歩いていると「こっちがたまかん」という看板を見つける。
後で余川さんに聞くとこのメッセージもアートギャラリーの一環だそうです。ちなみに、
昭和30年代の歌謡曲はアートギャラリーとは無縁らしい。商店街の音楽担当者のアバン
ギャルドさに拍手である。

会場は、正式には「多摩福祉児童館」略して「たまかん」である。
福祉施設と保育園が、一緒になった施設が老朽化して取り壊される前にみんなが親しんだ
この場所でイベントをやろうと声を掛けた事から始まったイベントである。
地域活性の様々なグループ、自治体、近くの美術館など協賛して実現出来たこのイベント
とりまとめるには大変ご苦労があったようである。が、取り壊されるという事は、かなり
自由にこの施設を使う事が出来る。壁や床に絵を描いてもよいんである。親しんだここの
施設で、思いっきり好きな事をしてお別れするというのもなかなか出来る事じゃない。
お茶室の床の間にも壁にも自由に落書きをしている。風情ある障子にもパックマンの落書
きである。

太鼓 床ペイント

1階は美大生の作品が並びその奥はコミュニケーションカフェ、庭では障害者と健常
者のアドリブ太鼓大会、2階は大学の都市計画研究室によるリクエスト未来の登戸町作り、
10年後の自分へのメッセージコーナー、あとで各人が記入したシートをまとめ本にする
らしい。これもアートイベントのひとつ、さらに奥は協賛した団体の紹介コーナー、地域
活性の為のNPOや食育グループ、さらには里山保全管理グループなど、地域活性化の為
のボランティアグループが結構あるのに驚く。3階はパフォーマンスの会場、屋上では、
今フランスで大人気のペタンク遊びを体験出来るコーナーなど盛り沢山である。

お茶室のいたずら描き メッセージ

余川さんはこの準備で約半年を要し、仕事以上にストレスを感じているとの事。
また各人の協力や協賛があってもこのイベントを実施するに際して100万円以上のお金が
掛かるとの事、町起しといっても大々的に行うには、多くの方の協力と資金が掛かる事なん
だぁと勉強になった一日であった。










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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!