筑波山

NO,010

霞ヶ浦 麦踏みと燻炭蒔き

2018年12月 1日


またまた、霞ヶ浦の農家にお邪魔して、農作業のお手伝いで
ある。で、何をやるかというと、今日の作業は、麦踏みと燻炭撒きで
ある。

 まず、少し延びた小麦の廻りに生えた野草を、熊手を何組かを
束ねて改造した道具で、前回同様に抜いていく作業と、その小麦を
踏んで春からの成長を促す作業を、最初に行う。
そして、麦踏み。
小麦を踏んでいく事で、小麦の根がしっかりと地中に埋まる。また、
小麦の葉が踏まれる事で成長が若干遅くなり、冬の間に大きくなり、
とうが立ってしまうのを防ぐ役目を行う。

 熊手を使っての作業を終えた後で、気が付いて、慌てて万歩
計を取り出して携帯して麦踏みを行う。
麦踏みを終えた後で万歩計を見たら、約2700歩となっていた。
最初から万歩計を付けていれば、あと2700歩追加されて、合計
で5000歩を超える事となったのだが、万歩計を付け忘れていた
ので、そうはならない。何だかとっても損をした気分である。


耕耘 燻炭

 さて、気を取り直して燻炭撒きである。
近くの農家の方の作業場に、山と積まれた籾殻があり、それを燻炭
にして肥料にする。燻炭にするだけの為の機械が在り、最初に火を
付けるだけで後は、籾殻を燃焼室に送る装置と送風機だけで、自動
に燻炭が出来上がるようになっている。
よく見かける、田んぼに籾殻を山のように積み、煙突を立て野焼き
で行うのに比べ、自動でムラ無く燻炭を作る事が出来る。米農家で
出る籾殻は半端な量では無いので、こんな機械が必要となってくる
のであろう。
農作業の効率化を考えると、色々便利な機械が有り、ついつい購入
したくなってくるのだろうが、その購入費用と維持費はバカに成ら
ない。農家の方も誘惑に晒されながらで大変である。

 その燻炭を蕎麦畑の跡に蒔く。前回はここの牛糞堆肥を蒔いた。
蕎麦は肥料要らずで、荒れた土地でも育つというが、美味しい蕎麦
を育てるには、ちゃんと土を肥やさないと駄目なんだそう。
また、来年も美味しい蕎麦を食べられるのが楽しみである。

 今日は、お手伝いのお礼として、葱、長芋、里芋、ブロッコリー、
林檎を頂く。併せて「茨城アイガモ無農薬米トラスト」のお米10
kgとそのお米で作った日本酒を持って帰るので、持参した買い物
カートに満載にして帰路に就く。

 次回は、蕎麦打ち、楽しみである。

 余談ではあるが、畑から帰り二日程したら、左足の踵が筋肉
痛となり、腫れてしまった。歩くのもおぼつかない。
どうやら、麦踏みで踵に力を入れ過ぎて、踵の筋肉をおかしくして
しまったようである。
歳を取ると、忘れた頃にその余波がやってくるのをしみじみ感じた
UKIであった。













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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!