畑

NO,004

霞ヶ浦 麦追肥と土寄せ

2018年 3月11日


前回に続き、アイガモ無農薬米トラストの蕎麦打ち会に、
参加した際、お米を栽培して頂いている農家の方の畑で、小麦
を栽培するお手伝いに伺った。

 今回は、土寄せ。
ここの土地は日本の風土には珍しく、アルカリ性の土壌と
の事。多分昔は、霞ヶ浦と北浦はひとつの湾のような形をして
いたのが、長い年月の間に砂が運ばれて、砂州が出来、それが、
大きくなって山となり、北浦と霞ヶ浦のふたつの湖が出来たと
思われる。そんなアルカリ性の土壌を中和する為、普通は入れ
る苦土石灰を入れないで、ヒーモスと油かすだけを畑に蒔きな
がら、土寄せを行う。

新式土寄せ機 土寄せ鍬

で、その土寄せで使う道具が登場。
熊手を何本か重ねて、掻く熊手の爪を間引いて、土寄せに丁度
良い具合に作られている。これ、特許を取得済みの代物なんだ
そう。

で、これが、どの位効率が良いのかというのを確認する為に、
一人は、この改造土寄せ熊手で作業をし、もう一人は、従来の
土寄せ鍬で作業を行う。
その結果、土寄せ熊手の方が効率は4倍になり、疲れ知らずで
休まずに作業が出来るのに対して、土寄せ鍬だと、畝の半分で
一回休憩をしないと、きつくて作業が進まない。
この土寄せ熊手、土寄せ鍬と同じように土が寄せられ、小麦の
出来が同じであれば、断然便利な道具といえる。
出来ばえが楽しみである。









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大地の写真地の巻 ● 援農草刈隊が行く
日頃の鬱憤・ストレスを解消する為、援助交際ならぬ援助農業と称して
他人の畑に乱入し、思いっきり雑草刈りをする事で悦びを求める集団。
日夜乱入する畑を物色している連中。略して「援農草刈隊」が今日も行く!