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NO,009 |
■ 新治の里の醤油造り 天地返し 冬
2019年11月26日
それは、偶然の事であった。
今年の2月、梅を観に自転車で新治の里に行った時の事である。
新治の里とは、横浜市の里山保全の一環で谷戸の農家と市民が互い
に触れあい、里山保全を行う自然公園のような場所で、横浜市内で
最も大きな農業公園となっている。
UKIは、この里山公園の緑が好きで、四季折々の風景を愛でに、
此処に来ている。
そんな2月の在る日の事である。
その公園の広場で、なにやら大勢の人が大きな樽の周りで作業を
しているのに興味を惹かれ、お話を伺った。
作業をしていたのは、醤油造りの最後の過程である、もろみ絞り
であった。
味噌造りは、家庭でも行っているし、UKIも造っているが、醤油
造りというのは聞いた事が無い。これは面白うそうと詳しくお話を
伺うと、醤油の醸造所から醤油用の麹を分けて貰い、何組かに分か
れたグループが各々の場所で醤油を造り、もろみを絞る作業を一緒
に行っていて、今日はその日だったのだそうである。
何だか面白そうである。
早々にUKIも参加したいと聞いたところ、この近くの和食料理を
出すレストランで作っているので、そのグループに参加させて頂く
事となった。
で、本日は、冬の天地返し。
ふたつの樽に入った、各々違う麹で発酵させているもろみを、かき
混ぜる作業である。
この作業の後は、来年2月にいよいよ、もろみ絞りを行う。
醤油が出来るのが楽しみである。
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