富士山
豚汁作り
水田

NO,008

■ 今年の収穫

2003年 12月28日

日本人の主食である「米」に関して私にとっての今年の収穫です。

■ 伊豆の棚田----------------------------------------------------------

3年目を迎え、参加者も安定してきたようです。
今年は、米の粉砕技術も向上したおかげで黒米を使ったパンや饂飩などが登場。
地域の特産となるかも知れません。
また、この会をきっかけにして、松崎にお住まいになる松本さんと知り合う事と
なりました。農業を行いながら、地元の人文・地域紹介などをホームページにて
行っています。特に、人文史は丹念で精緻な文体から松本さんのお人柄を表して
います。
棚田の整備も進み、地元の方の日頃の棚田の面倒は大変かと思いますが、さらに
これから地元の若手の参加が増えてくる事で、より密接な交流が拡がってくると
思います。参加交流型の観光事業というモデルケースになるのではと思います。

田植え 稲刈り

☆ 伊豆の棚田 赤根田村百笑の里:
http://www.wbs.ne.jp/bt/matsuzaki/tanada/index.htm
☆ わが囲炉裏辺へ:
http://www1.ocn.ne.jp/~iroribe/

■ 米を作って酒を造る---------------------------------------------------

川崎の農家とJAの方と信用金庫の方と酒屋と飲み屋といった地域密着型産業に
携わる方からの発想で生まれた米作りと酒造りは、都市近郊での地産地消活動と
して注目に値します。
特に農作業に関するイベントの企画と運営は、5年間も続けられているノウハウ
が蓄積されているおかげか妙に力が抜けていて安定しています。
都市近郊の農家の方は、土地にアパートを建てたり、財産保護の為に適当に畑を
耕してなるべく手間を掛けないケースが多いと聞きます。地域交流を行いながら
今後の農業を考えたり、農作物の販路を模索するといった必要が無いのでしょう。
そんな中で、川崎の農家である持田さんのような地域交流を考える方は少なく、
大変貴重です。

コンサート 宴会の準備

☆ ようこそファーマーズマーケットへ:
http://www.kawasaki-net.ne.jp/fm/ieindex.htm
☆ 正果園:
http://www.kawasaki-net.ne.jp/fm/seikaen/
☆ たけくま酒店:
http://www.takekuma.co.jp/
☆ 泉橋酒造:
http://www.izumibashi.com/

■ アイガモ無農薬米----------------------------------------------------

感謝祭に遅れて参加、すでに会は終了しており、後かたづけをすこし手伝って
きました。主催の平野さんに来年の「アイガモ無農薬米」の予定を伺ったところ
感謝祭にいらした県の職員の方(どんな部署の方か伺うのを忘れましたが)から
来年は、県でこの活動を取り上げたいというお話が出たそうです。
今年は斉藤農園での栽培だけでしたが、来年は、参加したい希望者を広く募って
その地域毎に、提携する農家と共同で複数の場所で「アイガモ無農薬米」を実施
する予定だそうです。
感謝祭の場でも、古代米やアイガモを直売している03農苑の黒澤さんをご紹介
頂ました。斉藤農園もそうですが、有機農法を主体とした茨城県の農家の方の層
の厚さを感じました。
ひょっとしたら「アイガモ無農薬米」を地産地消活動としての市民と農家の交流
活動を茨城県の農業活動の目玉にしていかれるのかも知れません。

あいがも 束ねる

☆ 大豆食品勉強会:
http://www6.ocn.ne.jp/~daizu/

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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。