雨の棚田
棚田全景
秋雨慕情
雨宿り
こちらも稲刈り
束ねています
まずは御飯だぁ
あおりいか
ほうろく焼き
キンメの煮付け
天麩羅
海老焼
宴会
鰯
記念写真
皆が帰った翌日の料理

NO,006

■ 伊豆の棚田 稲刈り2005

2005年 10月15日・16日

「伊豆の棚田」に参加して早くも4年目の稲刈りがやってきた。
今回の我が「関東棚田組」参加者も過去最多の5組計18名である。
とうとう、いつもお世話になっている民宿に収まりきれず、近くの民宿に分かれてのお泊り
である。もちろん食事はみんな一緒にという事でいつもの民宿に集合して宴会である。
いつもの民宿の方には、今回もご迷惑をおかけしました。

この時期の道路の混み具合も考え、横浜の地を午前6時には出発する。
途中大した混雑も無く、松崎の町には午前10時には到着。遅めの朝食&昼食を探す。
が、この時間空いている食事処はありません。当然である。
で、時間潰しに開店早々のスーパーで冷やかしをし、酒屋で宴会用のお酒を買い午前11時
ようやく開いた回転寿司に入る。

今日から3日間、魚つくしなので今まで敬遠していた回転寿司なのだが、地魚の回転寿司と
はどんなものなのか、一度は試したいと思っていたところだった。
が、これが正解。普段食べた事が無い魚の寿司が食べられました。また魚処でもあるので、
回転寿司と言っても侮れない。「地魚の回転寿司」は侮れないのキーワードかもしれない。

と、宿に到着。昨日から前泊しているYさんご一家と合流する。準備をしているとそのうち
続々みんな集まってきました。公民館前から送迎の車で棚田に上がり受付を済ませる。

朝は晴れていたのだが、いざ稲刈りとなったら雨が降ってきた。
通常雨の時は稲刈りをしない。今回も最近は異常に良く当たる天気予報で雨となっていた
ので、事前の棚田保存会会長の周蔵さんに電話で確認を取るが、雨でも決行との事。
前回は確か雨で急遽延期となり、その為、参加者が減って稲刈り大変だったらしい。で、
今回は台風以外は稲刈り決行となったようである。

秋の雨 棚田全景
案山子 雨のはさ掛け

雨の稲刈りも乙なものである。
そのままじっとしていると雨で打たれて寒くなるが、稲を刈って束ねていると汗をかく。
体が汗と雨で濡れてしまうが、雨で冷やされてちょうど良い感じである。もっとも雨で、
濡れた稲束は倍以上に重くなり、はさ掛けにするのは結構難儀である。

我が「関東棚田組」は4オーナーなので、結構広い面積の棚田の稲刈りをする事となる。
また、人数も多いので稲刈りの様子は絵になるらしい。
今回、静岡新聞の取材を受け翌日の朝刊には、大きく写真入りで掲載された。文中には
「オーナーもリピーターが多く、手馴れた様子で鎌を手に稲刈りをする家族が目立った」
だって・・・

稲刈り後は、お楽しみタイムである。
水着を着て、港の露天風呂を目指す。「孤独のおじさん」こと独身貴族のOさんとお仲間の
高校生の娘を持つこれまたOさん、それに都会育ちで港露天風呂初参加のGARIさんの奥さん
と下の息子さん一緒にお湯に入る。源泉から50m掛け流しの無料露天風呂である。
湯の温度はこの時期でも結構熱い。さらに成分が濃いのか体に沁みる。我慢して入ると、
心地良いがそこまでが大変である。「孤独のおじさん」とGARI息子はなかなかお湯に入る
事が出来ない。とろろ〜んとお湯に浸かる露天風呂初参加のGARI奥様、なかなかのもので
ある。

定置網 釣り

港では、真鰯が釣れている。これは例年に無い事で珍しい。
結構良い型の鰯が釣れています。Yさんの息子さんは昨日民宿のおばさんに釣り方を伝授
されたそうで結構釣っています。温泉から上がったみんなに珍しいものをとYさん息子が
釣った鰯をその場で手さばきにして生で召し上がった頂く。こんな美味しいものは無い。
もっとも後々まで、Yさん息子から「僕が釣った鰯を釣ったそばから食べられた」と言わ
れ続けましたが・・・
ここで、我が奥様も登場。かつて「サビキの女王」と呼ばれた彼女、久しぶりといえ、
ガンガン釣っている。場所が違っても釣りはやはりセンスなのだろうか?

夜は当然、宴会である。
これが目当てで、棚田に参加しているのではなかろうと思われる我が面々、物凄い食べっ
ぷりです。今回初参加のUMEさん、遅れて宴会から参加のSさんご家族、気が付いたら時間
は午後11時半、相変わらず宴会大好きの面々である。最も都会では宴会やってもその後
小1時間はかけて自宅に帰らなければならないが、ここでは、眠くなったら階段を上がる
だけである。

稲刈り みんなで稲刈り

さて、翌日。
残りの稲刈り。今回の棚田の区画は一枚が広くなかなかメドが付かない。雨の中、途中
から皆無口となる。ちょっとしんどいがなんとか終了する。
今度は細かく区分けされた棚田がいいなぁ。

















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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。