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NO,005 |
■ 棚田の稲刈り2006
10月7日・8日
昨日の豪雨が嘘のように晴れた10月7日、本日は「伊豆の棚田」の稲刈りである。
秋の三連休、道は混雑するであろうと午前6時前には出発する。
やはり予想していたとおり、途中の高速道路では事故渋滞、事故が発生した直後のよう
で渋滞は2キロと短かったが、あと1時間程遅く出発していたら「伊豆の棚田」に着く
のは、稲刈り開始に間に合ったかどうか。
いつかのように到着したら、その日の作業は終わっていたなんて事になりかねない。
今年は我が「関東棚田組」、出席率が悪い。
皆さん予定が合わず、田植えも稲刈りも参加出来ずに地元の方にお願いする事となる。
いつものように、地元役場の送迎車で棚田の交流棟まで乗せてもらう。
今年の棚田の区画は、交流棟のさらに上である。休憩で交流棟に行くのが近くて便利。
昨日の雨で田圃がぬかるんでいるのでは?と思ったが、適度な湿り気である。
今年の稲は、その種類のせいか心持ち背丈が短いような気がする。稲を刈るのも根元の
近くを刈って下さいと地元の方からのアドバイス、鎌の先の土が付くような刈りかたと
なる。刈ったら、束ねてはさ掛けにする。
途中、3時のおやつにはお赤飯が振舞われる。
ここのお赤飯は、むちゃくちゃ美味しい。沢山食べたいところではあるが、この後の宿
の夕食の事を考えると少し物足りないくらいにしておいたほうが無難である。
あちこちで「おいしいなぁ〜」と感嘆の声が聞こえる。
見上げれば海のかなたに富士山、風も無く、空気も澄んで日向にいると汗ばむくらいの
天気だが、日陰に入れば肌寒いくらいの陽気、虫の声、鳥の鳴き声、秋である。
ところで棚田の稲は、地元の皆さんの力もあり、時間内に全ての稲を刈る事が出来そう
である。今回は三連休、明日もある。
今日全て刈ってしまったら、明日はやる事がない。で、明日の分を少し残しておく。
さあ、宿に帰ればまずは一風呂、温泉である。
今頃から年末にかけて、ここのお風呂はちょうど良い湯加減となる。夏は熱いんである。
源泉かけ流しの湯、いつもこんこんと湯船からお湯が流れ出ている。
考えてみればとても贅沢な温泉である。
今回も折角だから、一日に何回もザブンと入り直して楽しもう。
お風呂の後は、夕ご飯である。
いつものように沢山の海の幸と山の幸が並ぶ。日頃運動していない事と大変な量の料理
と美味しいご飯のせいか、食べ終わると睡魔が襲ってくる。
午後8時には就寝、今回は「関東棚田組」の宴会もなく静かにお休みとなる。こんなに
早い時間に寝るのは、過去最高の記録的な早さではないだろうか?。
翌日も快晴、雲ひとつなし。
駿河湾の対岸がきれいに見え、富士山が悠然と浮かぶ。まずはひと風呂入って散歩して
朝ごはんとなる。梅干を口にしてお茶をすする。さあ朝ごはん、日本の正しい朝ごはん
である。
昨日刈り残した稲を時間をかけて丁寧に刈り取り、はさ掛けをする。その間一時間。
少し物足りないので、刈り取りがまだかなり残っている方の稲刈りを手伝う事にする。
今年初めて参加された埼玉の女性の方、ひとりで参加されたらしい。
誰かに手伝って頂いく事も嬉しいが、誰かの稲刈りを手伝い感謝されるのも嬉しいもの
である。
最後に皆が、刈り終えて綺麗になった田圃と海を眺めながら、「あ〜終わった」という
達成感に浸るのが、棚田の稲刈りの最も嬉しい瞬間である。
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