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NO,007 |
■ アイガモ無農薬米トラスト 感謝祭2006
11月4日
今年もお米を分ける日となりました。今年最後を飾る収穫祭である。
今回は場所は水戸駅前、りっぱなホテル、いつもと全然雰囲気が違います。
結婚式に参列する人々の車の間に何とも場違いなお米を積んだ軽トラック、絵になる風景
である。
今年は、パーティ形式の感謝祭である。
始めは遺伝子組換え作物の実体と、それに特許を取って交配した作物までも独占する国際
企業の実態、生命の特許を許していいのか?というキャンペーンを行っている東京世田谷
聖コロンバン教会 マッカーティン・ポール神父のお話。
いつもに無く真摯な態度と厳粛な雰囲気で始まった感謝祭、格調高いです。
今回は、お米とカイガモを主体とした料理の数々が豪華に並ぶ。
お米を育てるのに、小さなアイガモを水田に放ち、雑草や虫を取ってもらい水かきで田の
水をかき混ぜて稲に栄養を行き渡らせる。そんな頑張ったアイガモ達を、収穫時には皆、
食べてしまうんだから、初めてこの話を聞いた人達は皆、一様に驚き怪訝そうな顔をする。
「この人達は何で残酷なんでしょう?」って思っているんだそうなぁ。
事実、初めてこのトラストに参加した幼稚園に通う子供が、収穫祭の時、アイガモはどこ
と親に尋ね、衝撃の事実を知って泣き出した事もあった。
残酷ではあるが、そんなのびのびと育ったアイガモは大変に美味しいんである。
ちなみに料理は、アイガモロースト、唐揚げ、ハンバーグ、酢豚風、シチューなどなど。
ところで、肝心のお米のほうだが今年は七種類のお米を炊いて味比べをする事に。
ところがところが、そのお米が炊けていない。何台も同じコンセントにプラグを挿した為
ブレーカーが上がってしまったようである。
とうとう宴会には間に合わず、ホテルの方がおにぎりにして頂く。これはこれで皆で持ち
帰り後で自宅で食べるのみ一興である。
今年も、茨城を中心に頑張っている農家のグループが産直模擬店を出している。
こういうふれあいも楽しいものである。来年も「茨城アイガモ水田トラスト」(これ正式名称)
は元気一杯という感じである。
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