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昼食会

NO,003

■ 茨城合鴨水田トラスト 稲刈り2007

9月22日

今年も「アイガモ無農薬米トラスト」(会の正式名称が今年より「茨城合鴨水田トラスト」
となりました。今までの愛称のほうが親しみ安いので、今回に限りこのコラムでは昔の名前
での表示とさせて頂きます。)の田植えは「伊豆の棚田」の田植えと重なった為に、そちらに
参加したので、昨年に続き「アイガモ無農薬米トラスト」の田植えは参加出来ず、今回が今年
初めての「アイガモ無農薬米トラスト」参加である。

この会色々な催物がある。
「合鴨の雛里親体験」に始まり「田植え&放鳥」「カカシ作り」「稲刈り」「収穫感謝祭」と楽し
めるのだが、UKIは「浦和の畑」も始めた事もあってなかなか参加出来ない。
「伊豆の棚田」の田植えと重ならない限りこちらの「田植え」と「稲刈り」と「収穫感謝祭」には
参加するようにしている。

という訳で「稲刈り」である。
この時期読めないものに道路の渋滞がある。予め余裕を見て出発したものの、途中常磐道
柏あたりで事故渋滞となり、現地に到着したのが予定時間より遅れる事30分。
今回からひたちなかの根本さんの田圃以外にもうひとつ、石岡と鹿嶋の間、行方市手賀と
いう場所で「アイガモ無農薬米トラスト」を始めている。
今回は、その田圃で稲刈りをする事となったので、伺うのが何分初めての場所である。
幟を目印にと探す事30分、やっと見つけた稲刈りの田圃、すでに殆んどの稲は刈り取られて
おりました。今年も役立たずのUKIでした。

ところでこの手賀という場所、いいところだね〜。
はるか霞ヶ浦を臨み、湖の近くには水田地帯が拡がり、低い丘にかけては畑と森が拡がる。
霞ヶ浦の眺めは湖北のような風情があり、丘の上は緩やかなうねりが日本ではないような
景色を展開している。
東に行けば、すぐに海がある。
こんな場所柄だろうか、古より人が生活していた痕跡も沢山ある。
南に向かえば古代から信仰を集める鹿島神宮があり、道を走ればいきなり巨大な前方後円
墳が現れる。復元されたもののようです。あ〜驚いた。
地名の玉造となかなか意味深長である。

難をいれば都心からの距離、石岡に出るか鹿島に出るか各々約40分、そこから特急
でも1時間半、微妙な距離にあるから自然が残されているんでしょう。
兎も角、こんな身近にこんな良い風景の場所があったとは・・・
ちょっと嬉しい体験である。

黄金色の稲 コンバイン
みんなで稲刈り 小田掛け

ところで、肝心の「稲刈り」イベントの方であるが、これからお楽しみの昼食会である。
今回は、我がサイトの「今月の本 マメな豆の話」でも紹介させて頂いた吉田よし子先生が
持参された豆のマリネとアジア料理の研究家、酒井美代子先生自ら調理されたアイガモの
カレーが振舞われるのである。こんな機会はめったに無い。
その他味の濃い枝豆や採れたての新米や石焼芋、梨や葡萄、自家製蜂蜜のヨーグルト掛け
などめったに食べられない料理の目白押しである。

この会の良い雰囲気のひとつに互いの自己紹介がある。
参加者はお子様も合わせて40名と顔と名前を一致させるには丁度良い人数でもある。
自己紹介でどんな方なのか、それをきっかけにお話をするには丁度良い人数である。
なかなかこの手の交流というのが無い中、こういう雰囲気にさせる演出を組まれる主催の
平野さんと吉良さんのご苦労と人柄が現れているんであろう。
また、毎回色々なゲストの方が参加されるのにも驚いてしまう。
平野さんは、どういう人脈を持っているだろうと毎回首をかしげる。

という訳で稲刈りも食事会も無事終わり、今年の「アイガモ無農薬米トラスト」田圃仕事
も無事終了となった。

ところで、この会をドキュメント番組として取り上げるべく、ビデオクルーの人達が参加
して収録していた。何でも来年スカパーで放送するそうです。
スカパー見れる方はご覧下さい。















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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。