稲穂
カンパチとアオリイカの刺身
とこぶしとさざえとシメジと野菜の陶板焼き

NO,002

■ 棚田の稲刈り 2008

10月 4日・5日

今年も稲刈りの季節がやってきた。ここ何年間か稲刈りの季節は、だんだん早く
なってきているようである。この時期は、台風や秋の長雨を避けつつ日程を組まなけ
ればならないのが大変である。ちなみに今年は、稲刈りの2日間無事晴天でした。

 ここ数年、我が「関東棚田組」も皆さん仕事の都合やら日程の都合やら、家庭の
事情やらで出席率が悪い。かくいうUKIも仕事の都合で田植えには来れずじまいである。
また、棚田に来る前からお世話になっていた民宿が、今年から廃業してしまったので、
皆が来れても宿は分散となってしまう。
皆集まると宴会状態になり、他の宿泊客には迷惑をかけるので・・・
と、いう訳で今回の参加者は一人である。
一人だったら、車ではなく電車でという事で1年ぶりに電車に乗って出掛ける事とする。

たまに電車に乗ると良い事がある。
今回はのんびりと各駅停車で行こうと電車を待つと、車両が「踊り子」の車両である。
途中、伊東止まりの「踊り子」車両を降りて、蓮台寺行きを待つとやってきたのは伊豆急
「リゾート21」。この先頭列車が階段状になっていて、景色がバツグンである。
本日土曜日にもかかわらず、空席が目立つ。特等席に座る。
ちなみに途中で特急に追い越されたのは2回、各駅停車も少し早く起きれば特急と大して
変わらん??である。このダイア、電車好きには堪らないかも?
もっともこのダイア、蓮台寺以降は問題がある。バスの乗り継ぎが悪く松崎での乗り換え
に1時間半待たなくてはならない。棚田に着くと午後2時をまわってしまう。

全景 稲刈り

と、いう訳で棚田に少し遅く着く。
今回は一人での稲刈りなので大変である。
地元の応援の方もいるはずなのだが見当たらない。多分、他の人の稲刈りを手伝っている
んでしょう。仕方無いのでぼちぼちと稲刈りを行う。田植えもそうだが、稲刈りも一人でやる
のは、楽しく無いね。みんなでわいわいとやりたいね。作業もはかどるし。一人での稲刈りは
いつ終わるんだろうと果てしないような気がしてくる。
今回は釣りもやろうと道具を持ってきている。ここ何回かは、天候が悪く沖に出られなかった
ので、明日こそは釣りをするぞ!!と意気込んでの棚田の稲刈りである。
何としても今日中に稲刈りを終わらせてしまいたいんである。

はさ掛け 刈り終えた稲

そんなぁ事を考えていたら、助っ人登場である。
皆さん、地元の青年団の方らしく若くて元気である。さあ、これからが早かった。
2時間ほどで稲は刈り終わり、はさ掛けも終了し、これで無事明日は釣りにに出かけられる。

さお、一仕事終えての温泉と食事である。
今回も沢山の料理が並ぶ。刺身はカンパチとあおり烏賊である。30センチは越えるカンパチ
の姿造りである。一人で一匹である。いいのかね?
煮魚は、イサキ。いいように味付けされています。その他、大きなトコブシが2個も入った陶板
焼き。地元の野菜のお浸し。味噌汁は磯物で出しがとってある。もちろんご飯は棚田米。
また、来年も来るぞ〜。
















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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。