桃の花
棚田
宿の食事
松崎の町並み
水車

NO,001

■ 春の棚田 2009

3月27日・28日

桜がようやく咲き始めた。
この時期、温泉でゆっくりと過ごしたい。
農家であれば、湯治で一週間くらい骨休めでゆっくりと出来るのであろうが、都会暮らし
ではそういう訳にはいかない。ようやく休みをとっての伊豆行きである。

今回は、叔父叔母の慰労も兼ねて自動車で出発する。
明日から高速道路の首都圏を除く地域で大幅な割引となる。でも今日は、平日なので通常
通り。ぼちぼちと渋滞はあるものの順調に松崎の町まで到着となる。

棚田に来た最大の目的は温泉でのんびり。
その他には釣り、そして棚田の様子を見るという予定である。
温泉は兎も角釣りに出ようとするが、今日は、真冬のような強い西風が吹いていて釣りを
するどころではない。容赦なく砂をはらんだ強風が吹いている。何も出来ずに温泉に入る
これはこれでなかなか心地良い。

棚田 棚田

翌日。
美味しい宿の料理に堪能して、さて今日は棚田の様子を見に行く事に。
昨日と違って、今日は気温は低いものの風も無く穏やかな一日である。棚田では河津桜は
すでに葉桜となり、桃の花が真っ盛り。また、菜花の黄色い花も真っ盛り。
あと1ケ月もすると代掻きを行うんであろう棚田は、人の姿も少なく静かな佇まい。
はるか彼方の富士山も望める今日は、静かなのんびりとした棚田であった。

花畑 花畑

ところで、新発見。
隣の松崎町は川沿いの染井吉野の桜の名所であり、その桜もぼちぼち咲き始めている。
多分4月の初旬には満開となるんだろうが、その川沿いの数キロに渡る田圃が色とりどり
の花畑となっている。3月から5月まで、その季節に沿って色々な花が咲く規模も大きく
また、とても綺麗な花畑が拡がっている。
5月の連休には、最後の花を持って帰って頂く為に田圃の中に自由に入っても良いように
なっている。連休にここの来るときっと楽しいと思う。いつから行っているのか知らなかった
が、ここはそんな新名所である。
















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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。