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NO,001

■ 棚田の田植え 2010

 5月15日・16日

田植えである。
今回も電車で棚田に向かう。
段々と早朝の電車が混雑してきてるような気がする。以前は十分席が空いてたのだが、
今回はようやく席に座れるくらいで、立っている人も多い。段々と自動車離れが進んでいる
んでしょうか?

思いっきり早く出かけたので、蓮台寺には午前9時前に到着する。
ここでバスに乗り、松崎で乗り換えて棚田のある石部に向かう。
天気は快晴だが、異様に寒い。気温は10度を少し越えたくらい。冬の気候である。
田植えして風邪をひかなければいいんだが・・・

宿に着き、まずは釣りの準備である。
田植えを終えたら、かわはぎ釣りに行くんである。まずはその準備。
で、昼になったら棚田に向かうんである。

港に着くと風景が変わっている。
防波堤をパワーシャベルで壊している。
昨年の晩秋に来た台風で防波堤が壊れたんだそうである。
自然の力は侮れない。もの凄い力である。
で、一度完全に壊して解体して改めて防波堤を作るんである。工期は一年。来年まで続く。
でも、作っている間にまた台風が来て壊れたらどうするんでしょう?
また、初めて防波堤を作った時は5年経かったそうだけど、今回はおよそ1年、それで出来るの?
前より丈夫に作らなくてはならないだろうし、大丈夫なの?というのが地元の素朴な疑問らしい。
そら、そう思うよ誰でも・・・

風景が変わったといえば、港の無料の露天風呂の脇になまこ壁造りの更衣室が出来ていた。
ここの温泉は水着を着て入るのだが、その水着に着替える更衣室が出来ている。
なんか、凄いね。このサービス!
また、マーガレットラインから続く棚田への道が整備されていて、マーガレットラインより立派になって
いる。この秋の開かれる棚田サミットに向けて、棚田への道を整備したらしい。
いきなり立派は道が出来ているのでビックリ!!!である。

棚田田植え前 棚田田植え後

田植えである。
前回はとても広い区画で田植えや稲刈りが大変だったが、今回は前回の約半分の広さである。
田植えがどんどん進み、およそ2時間で植え終わる。これでこの後じっくりと釣りが出来る。
ちなみにその年その年で区画割の大きさが違うのだが、収穫して配られるお米の量は同じである。

みんなで田植え 田植え

さて、二日目。
昼のおにぎりを貰いに棚田へ上がる。
行きは送迎の車に乗って棚田に向かう。今日も天気は快晴、風が少し寒いが気持ちが良い。
今年の苗は、気温が上がらずに少し小さい。その小さい苗が棚田一面に植わっている。
いいねぇ〜。心和む日本の風景である。
ところで、今回の棚田の会員数は過去最高らしい。参加者も過去最高、昨日のお赤飯作りは、
午前5時に始めて、人数分を蒸かし終わったのが昼との事。大変である。
ちなみにここのお赤飯は、あずきの豆がちいさく、ほんのりと甘く味付けされていて、棚田の餅米
の味がとても美味しいお赤飯である。

到着して早々におにぎりを貰い港に戻って釣りに行こうと、また送迎の車に乗ろうするが、
車は、今しがた港から乗ってきた車である。
このまま乗るのはちょっと気が引ける。
おにぎりを貰うだけが目的で棚田まで車に乗ってきたのかと思われてしまう。
事実、その通りだが、ちょっとカッコ悪い。で、帰りは歩いて降りる事にする。
自動車の通る道ではなく、昔の生活道路を沢沿いに下る。
うぐいすが鳴き、その他名前の知らない鳥の鳴き声がこだまする沢沿いを下る。
なんて、心地よい空間なんでしょう。
これから思い切り釣りをして、温泉入って美味い魚を食べるぞ!!











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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。