開会式
彼岸花
棚田
みんなで稲刈り
みんなで稲刈り
かかし
かかし
かかし
かかし
いさき

NO,002

■ 棚田の稲刈り 2010

 10月 2日・ 3日

稲刈りである。
今回も電車で棚田に向かう。
前回蓮台寺までスイカが使える事がわかったので、大変快適である。
わざわざ事前に切符を買う事がないんでね。
早朝の東海道線の各駅停車の電車は、特急電車を利用していて二人掛けのシートである。
これが、結構混雑している。横浜からは座れなくて立っている人もいるくらいである。
幸いにも川崎から乗ると、なんとか席は空いているので座れて良かったのだが、朝早くから
出かける人は多いんだなぁ〜と感心してしまう。

今回も前回と同じく思いっきり早く出かけたので、蓮台寺には午前9時前に到着する。
ここでバスに乗り、松崎で乗り換えて棚田のある石部に向かう。
天気は快晴、一時期の体温と同じような暑さからは大変過ごしやすくなったが、それでも、
まだ夏のような気候である。稲刈り汗をかくだろうかぁとこれから先が思いやられる。

宿に着き、まずは釣りの準備である。
稲刈りを終えたら、かわはぎ釣りに行くんである。
最近、田圃の作業がメインなのか、はたまたかわはぎ釣りがメインなのかわからなくなって
きている。これでいいんだろうかと考えるが、ほかでは味わえない楽しいかわはぎ釣りなので
まあ、仕方ないかと納得してしまう。

棚田 稲刈り前 棚田 稲刈り後

稲刈りである。
今回の区画は前回の約半分の広さである。
田植えの時は楽だったが、稲刈りは、その苗が分決して10倍の量になっている。
作業も田植えは植えるだけだが、稲刈りは刈って、縛って、はさ掛けにするので、三倍の仕事
量である。毎回、所定の時間に終わるのかなぁ〜と思ってしまう。

棚田 稲刈り前 棚田 稲刈り中

さて、稲刈り開始である。
今回は、地元の指導員の方が手伝ってはくれない。
この区画の他のオーナーの方が稲刈りに参加出来ないそうで、指導員の方は、全員そちらの
稲刈りにかかりきりである。
仕方無く、一人で稲刈りを始める。

今年の稲は蕪も太く元気だが、穂先が軽い。
本来の棚田は一日の寒暖の差が激しく、元気良くその実を付けるのだが、今年の棚田はこの
暑さで一日の寒暖の差が無く、茎の成長に栄養がまわり実入りが良くないんだそうである。
果たして今年の棚田のお米は美味しいんでしょうか?

さて、無事所定時間内に稲刈りは終わるかと心配していたが、慣れてきて、稲刈りの段取り
を思い出してくると、稲を刈るスピードとリズムも上がってくる。
陽が山の向こうに傾いて棚田に影が出来始める頃には、どうやら、我が区画稲刈りも無事終了
する事が出来た。
これから、宿に帰って温泉に入って美味しい海の幸が堪能できる。
そして、明日は思う存分かわはぎ釣りが出来る。
ああ、達成感にある充実した一日でした。












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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。