全景
開会式
田植え
全景
海
いわし
いわし
いわし
いわし
夕食
いさきの刺身
朝食
岩地

NO,001

■ 棚田の田植え 2015

  5月16日・17日

棚田の田植えである。
今回も、Yさん夫婦が田植えに参加したいとの事なので、一緒に、
田植えを行う。

いつものように、電車とバスを乗り継いで石部に到着する。
自動車を処分してからは、もっぱらこの方法で棚田に来ている。
南伊豆の周遊券がJR東日本から発売されているので、割安で便利
なので、ここ数年はこの周遊券にお世話になっている。

川崎駅から東海道線に乗るが今年から東海道線と東北本線、
高崎線、常磐線が乗り入れとなり、平日は結構混雑している。今日も、
混雑していると嫌だなぁ〜と思っていたら、案外と空いていて、川崎駅
から座る事が出来た。予想外だったのでちょっと嬉しい。

さて、石部の宿に着き、Yさん夫婦と待ち合わせの時間まで、まだ
小一時間程あるので、港の様子を探りに海まで向かう。
一応釣りの道具は持ってきているものの、ここ数年は釣果が上がら
ずなので、どうしようか悩みながらも海の様子を伺いに行く。

全景 全景

港の出前の浜まで来たとき、棚田の田植えに来たらしい家族
連れが、水際で何かを夢中になって拾っている。何だろうと近寄ると、
カタクチイワシの大群が水際で、ばちゃびちゃと跳ねている。
すぐに宿にとって帰って、バケツと網を借りてカタクチイワシを、
掬いに行く。バケツいっぱいのカタクチイワシを捕る事が出来た。
いままで、ここに30年近く通っているが、こんな事初めてである。
釣りどころではない。
こんなのを見ると、釣りは今回は、いいなぁ〜と遠慮する事とする。
風もなくて穏やかな海だが、これで海に出て釣れなかったとしたら
がっくりと疲れてしまう。本来の目的は田植えであり、沢山のカタ
クチイワシもお土産になるので、これで良しとする。


さあ、本来の目的、田植えである。
Yさん夫婦と合流し棚田に向かう。

棚田保存会の周蔵会長の挨拶も、最近は、程好い短さとなり、
無事、田植祭の開会式も終了して、いざ田植えである。Yさん夫婦も
今回が二回目となる田植えなので手際も良くなり、田植えも3時前に
は終了する。

宿に戻りのんびり窓から辺りの景色をぼんやりと見ていると、数軒
先の屋根の上に猿がいる。最近は、あちこちで猿の被害を聞く事が
多い。急いで宿の人に伝えると、「あ〜そうかね」と別に慌てる風
でも無い。
ここは昔から、猿が作物を荒らし時には、民家にもやって来るので、
今さら驚かないらしい。

源泉掛け流しの温泉にゆったりと浸かり、夜となり、毎度美味しい
海の幸と山の幸を頂き、ぐっすりと眠る。
大漁祭り 鰹

鳥の声で目覚める。
あちこちから鶯の鳴き声が聞こえる。
ここ、数年、我が家の近くの公園でも鶯の鳴き声を良く耳にする。
ここ数年鶯が増えてきたのだろうか?また、その鶯の鳴き声も桜の
咲く春の早い時期からこの時期に至るまで、しっかりとした音色で
鳴いている。下手な覚束ない練習中の鳴き声をここ数年は、余り、
聞いた事が無い。いつどこで、練習しているんでしょう?

今日は、隣の集落の大漁祭りである。
昨年と同様、鰹を頂き、いかとキビナゴも頂き、満腹となって帰路
に着く。
今回も天気に恵まれた伊豆の棚田の田植えであった。













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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。