小屋

NO,003

■ アイガモ無農薬米トラスト 田んぼの網掛け2023

     5月21日

 田植えの翌日。今日は、網掛けの作業である。
これから田んぼに放すアイガモを鳥や狸やイタチから守る為に、
電気ネットとテグスを張る作業を行う
まずは、ネットを張るポールを田んぼの廻りに立てる。
間隔は2メートル程。ポールを立て終えたら、そこにネットを
張るのだが、その前に、田んぼに離したアイガモが休む小屋を
しっかりと地面に固定する。そしてネット張りである。

  ネットには、電線が数本ネットと一緒に編み込まれている。
その電線部分をポールの内側になるように、ポールにネットを
編み込んでいき、専用のキャップでネットを固定していく。
そして、ネットの下の目印の紐が田んぼの土に付き、その下の
ネットは、ポールの外側に這わせるように設置する。
田んぼの水面の下から動物が入らないように地面迄、隙間無く
ネットを張る。また、上の部分は隣のポールに張られたネット
と同じ高さてなるようにピンと張る。
これが、なかなか大変で、かなりの力でネットの下を引っ張り
ポールを垂直に立てなければならない。そうしないとネットの
上が弛んでしまう。
これが、力のいる作業である。
この後は、テグスをポールとネットの上面に張る作業があるの
だが、お昼ごはんの良い時間となる。

田んぼ 田んぼ

  そして、午後。ネットを張る作業は続く。
慣れない作業なので、大人数のトラスト会員の作業量は、農家
の方一人の作業量と変わらない。結構な時間がかかる。
結果的には、本日はネットを張る作業だけで時間となる。
この後、テグスを田んぼの上に何本も渡して、アイガモを襲う
鳥除けと、ネットに電気を流す作業をするのだが、こちらは、
後日、農家の方にやって頂く事となる。

田んぼ 田んぼ

  爽やかな初夏の風の中、田植えとネット張りを楽しむ事が
出来た二日間であった。









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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。