日本の正しい秋
棚田その1
棚田から海を見下ろす
水車小屋
収穫
のどかな風景
夕刻 富士
宴会
棚田のお米

NO,005

■ 稲刈り

急に朝夕が涼しくなり秋らしい秋がやってきた10月半ばの連休、伊豆の棚田の稲刈り
である。ハッピーマンデーだかなんだかよく知らないが、この秋はやたら三連休が多いので
ある。その三連休を利用した棚田稲刈りである。

前週かなり雨が降り、稲刈りは大丈夫かと思った10月12日早朝から晴天となった。
棚田の仲間は総勢13名、オーナーとして棚田の区画は3区画である。今回来れなかった方
の分を含めるとオーナー4・トラスト1となる。当日車6台とみなバラバラに現地集合となる。
UKIは高井戸から参加する方の為、環状8合線で迎えに行き用賀から東名高速を乗る事と
なった。思えばこれが悲劇の幕開けである。詳しい悲劇の内容を知りたい方は、
人の巻:心に沁みるお言葉「計ったように出来すぎ!」を参照して下さい。

初日は民宿の宴会のみ参加となってしまったが、翌日は朝から稲刈りに参加となる。
田植えも事情があり参加出来なかったので、今日はきちんと働かないとみんなの手前許して
もらえない。でちゃんと働きました。大人数でいっきに作業をすると目にみえてはかどる。互い
の棚田を協力しあいながら稲刈り・束ねる・はさ掛けとみるみる内に作業が進んでいく。
雲ひとつない空・遠くに富士山・眼下には穏やかな海、かがめた背を大きく伸ばしあたりを眺め
ながらの小休止。この米がまずかろうはずがない。
比較的早く終了したので、隣のご家族の稲刈りを手伝う。オーナーの方は小さいお子様連れの
ご夫婦が比較的多く、また初老のご夫婦、若者のグループも目立つ。色々な方とお話しをする
機会が出来ました。
今回、全体の参加者は約160名。その他に地元の方の参加で大変賑わった。

稲刈り
稲刈り
束ねる
稲を束ねる
はさがけ
はさがけ
完了
完成

昨年は、オーナー募集を行う前だったので適当にお手伝いをしていたが、今回は基本的に
自分の区画は自分で終了する事が決まりらしい。私は初日何もやっていなかったので大きな事
は言えないがかなり大変らしい。
手伝って頂ける地元の方はいるにしても3人はいないと終了出来ないのではと思う。
本当に終了するのかと会長さんは心配されていたようだが、二日目午前11時半には見事に全て
の棚田の稲刈りが終了。天気にも恵まれ富士山も奇麗にその姿を見せていました。

今年は、棚田全体の半分で米作りを行ったのでまだ半分は手付かず。一年ごとにオーナー
募集を行い来年度の募集は11月頃との事、今回応援で来た仲間のご夫婦は、大変気に入って
しまって次回はオーナーに。これで当方はオーナー5・トラスト1となる模様。


約3週間後の事、乾燥・脱穀・精米された棚田のお米が届きました。
「棚田米」と銘打った5kg入りの袋が4袋送られて来ました。










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地の巻 ● 伊豆の棚田
海がきれいで、米と野菜と魚料理がおいしい伊豆の民宿に通ってもう20年。
その海と大地を守っていた棚田が荒廃していると聞いたのが2001年の夏。
交流を兼ねた「棚田オーナー制度」が発足しました。その棚田のご紹介です。